2008年04月04日

[本]人類は衰退しました

 人類は衰退しましたを読みました。作者は田中ロミオ氏。いわゆるライトのベルです。ミミズクと夜の王とは違って表紙のイラストがラノベによくあるかわいい系なので、ちょっとお店で買いづらいものがあります。

 読み終わった後、うまく言い表せないもやもやが残っていたのですが、他サイトの感想を探していたらこんなのを見つけました。
 
「人類は衰退しました」感想 - レジデント初期研修用資料
* ライフゲームを小説化したものなんだと思う
* 旧人類はセルの初期パターンに介入できるが、ルールを知らないから結果が予測できない
* 「妖精さん」は万能だが、その振る舞いは初期パターンに縛られる
* 「妖精さん」の集合は万能チューリングマシンであり、人類が「正しいコード」を入力してくれるのを待っている

 そうだ、ライフゲームだよ!。この単語でもやもやが解消されました。読み返すとちゃんと伏線が幾つも張ってあります。というわけで、本書はライフゲームについて知ってから読むとより楽しめます。ライフゲームについてはWikipediaの記事が参考になります。一番下の外部リンクからシミュレータのプログラムをダウンロードできるので、実際に遊んでみるとよくわかると思います。

 ただ一つ気になる点があって、この小説では一人称形式をとっているので、語り手が主人公になっています。それなのに、本書の比喩には主人公が知らないはずの表現がけっこう出てきます。一人称は感情移入しやすいのが長所なのに、ここでちょっと引いてしまった。
 
 とはいえ、そんな欠点を踏まえてもおもしろい作品でした。2巻も読んでみようと思う。


人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1)人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1)
田中 ロミオ

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2008年04月02日

[本]硝子のハンマー

 貴志祐介氏の硝子のハンマーを読みました。日本推理作家協会賞を受賞した作品らしいです。氏の本はクリムゾンの迷宮・黒い家・青の炎に続き4冊目。前の3冊がどれも期待以上の出来だったので、今回もはじめから相当な期待をしつつ読みましたが、期待どおりでした。

 ビル入口には警備員・エレベータには暗証番号・廊下には監視カメラ・窓ははめ込み式の強化ガラス、というセキュリティで守られたビルで起こった密室殺人事件が舞台です。被害者は1人のみなので、1つの事件で1冊になっています。推理小説の長編ものでは連続殺人ものしか読んだことがなかったので新鮮でした。事件が1つということで仮説から検証という試行錯誤の回数も多く、これが特におもしろかったです。

 ところで、巻末インタビューで本格ミステリーについて「すごい長いプログラムを書いてですね、バグを全部つぶしていかなきゃいけないような感じ。」と答えているのだけど、著者は元プログラマーなのだろうか。ちょっと親近感がわきました。

 本書であまりにも満足してしまったので、推理小説はしばらくお休みです。


硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)
貴志 祐介

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2008年03月30日

[本]毎日は笑わない工学博士たち

 「毎日は笑わない工学博士たち」を読みました。森博嗣氏のウェブ上に掲載されていた日記(今は公開終了)をまとめた本で、1996年8月から1997年12月までのものなのでとても古いです。シリーズで全5巻構成になっていて、発売順では本書は2冊目だけど、時系列では一番古いものです。

1996年8月-1997年12月 毎日は笑わない工学博士たち
1998年1月-1998年12月 すべてがEになる
1999年1月-1999年12月 封印サイトは詩的私的手記
2000年1月-2000年12月 ウェブ日記レプリカの使途
2001年1月-2001年12月 数奇にして有限の良い終末を

 しかし、新刊で手に入るのは本書と「数奇にして有限の良い終末を」のみで、他の3冊は絶版になっているようです。僕は日記作品(本シリーズとMORI LOG ACADEMY)が氏の最高傑作だと思っているので、その3冊は結局Amazonマーケットプレイスで中古本を定価以上の値段で買いそろえました。まだ読んでいないけど価値は買った値段以上だと確信しているので、これから読むのが楽しみです。

 と、今、日記の期間を調べるために先の本を読んでいたら、氏も同様の意見を持っていることを知りました。「数奇にして有限の良い終末を」のまえがきから引用してみます。

 さて、結論を書くが、このシリーズは森博嗣のこれまでの著作のうち、作者にとって最高に価値がある創作物であり、これはしばらくは揺らぐことがないものと確信している。

(略)

 小説などはいつでも書けるし、それほど価値のあるものではない。この日記を創作する労力に比べれば、きわめて微々たる作業であるうえ、そこに含まれる情報の量や、発想の質、あるいは純度という点においても、まったく比較にならない。
 
(略)

こんな恥ずかしいことを書いているのは、つまり自分でもときどき、この日記を読み直して、それを拾うからである。ここから、どれだけの文章が生まれただろう。否、これまでに書いたエッセイなどは、すべてここに原点がある。すべてここで掘り出された化石を、ただ磨いただけの代物といって良い。

 宝石を磨き上げ、ショーウインドウに並べることは、原石を見つけて掘り出す作業に比べて、はるかに簡単である。

 宝石店で売られている既製品ではなく、自分で取捨選択して磨き、自分自身の宝石とするための原石が転がっている場所。この本はまさに原石の採掘場なのだと思う。森博嗣氏は世間一般の平均からかなりずれている人なので、泥をかぶることもあるでしょう。それでもこの本からは多くのものが得られるはずです。

なんだかシリーズの書評になってしまいましたが、最後に「毎日は笑わない工学博士たち」から一番印象に残った部分を引用します。(太字は本文中のもの)

 公言する以外では、どうすれば夢を実現できるか、ごく簡単に教えます。「無駄なことはしない」ですね。これに尽きます。「無駄なことしかしない」でも、ほとんど同じです。つまり、することを減らすこと。

 まず、テレビを見たり、新聞を読んだり、スポーツを見たりするのをやめるのが良いでしょう。それから、食事を1日1回減らして、睡眠を2時間減らしましょう。土日祝日、お盆、お正月などに休むのをやめて、惰性でつき合う友人を切って、お酒もやめましょう。あと、麻雀をやめて、競馬をやめて、スキーをやめて……。合コンもやめて……。ね、たくさんやめるものがありますよね。やめられるものが多いのは幸せです。
 これだけやめれば、あなたの夢は簡単に叶うでしょう。

 「夢に向かって一直線になれば夢が叶いますよ」と単純に言っているわけではないことが印象的でした。やめられるものが多いのは幸せです。そうかもしれない。


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2008年03月29日

[本]DEATH NOTE 1(英語版)

 デスノート英語版の1巻を読みました。

 英語はONE PIECEよりも難しかったので読み終わるのに3時間ぐらいかかりました。全12巻を読むのには36時間かかる計算。しかし1冊読むのに2時間を超えるものはちょっとレベルが合っていない気がする。次巻以降はもう少し英語の学習が進んでからにしようと思う。

 以下は面白かった点。

The National police Agency (NPA) is Japan's equivalent of the FBI. -Ed.

 警察庁はFBI相当ですか。洋画を見ているととても同等の機関とは思えないのだけど。後ろの-Edの意味がわからない。

Lord have mercy.
Do what I can, I'll either be hanged or
you know it, Killed by Kira, I
know about him, He's going to get me.

 日本語版では「えるしつているか」と読む部分です。英語の縦読みはちょっと苦しいです。とはいえ、そもそも縦に読む文化が無いと思うので頑張った方かもしれない。翻訳者泣かせですね。
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2008年03月27日

[本]六枚のとんかつ

蘇部健一氏の問題作を読みました。第3回メフィスト賞を受賞して、さんざん叩かれた作品らしいです。

文庫版でだいぶ手が入っているせいかもしれないですが、普通に面白かったです。短編集だけど短編同士の流れが悪い(繋がっていない)のでついていけない人が多いのも分かる気がするけど、これはこれで十分ありだと思います。まあ新人作家でメフィスト賞を受賞したという先入観からは、この内容は想像できないと思うけども。

お気に入りはこれ。

 私はゆっくりと桂男爵を指さした。
「桂男爵、あ、あなたは、か、か、かつらだーッ!!」
 そう言って、私は桂男爵の禿げ頭に向かって思いっきりダイヴした。

     2

 はたして、桂男爵はかつらではなかった。

「か、か、かつらだーッ!!」だけでも十分面白いのに、この間の取り方はずるい。これはぜったいに思い出し笑いしてしまう。


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[本]変身/掟の前で

Franz Kafkaの短編集を読みました。

光文社古典新訳文庫はPoeの本に続いて2冊目です。本書もとても読みやすい。

しかし奥が深くて難しい。書かれていることは分かるけど、意図が汲み取れない。読解力が圧倒的に足りていないようです。悔しいのでいずれ再読したい。

あとがきに訳者の姿勢が書かれているのが面白い。翻訳本は著者と訳者の2つの意思が含まれているのだということを再認識しました。


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[本]鋼の錬金術師 19

鋼の錬金術師の19巻を読みました。

今回はホーエンハイムが大活躍。ようやく昔話と繋がったので、物語もそろそろ終盤に近づいてきたという感じ。これでブリッグズ砦のあたりから悪くなっていたテンポが元に戻りそう。

次巻が楽しみです。


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2008年03月25日

[本]ONE PIECE 3(英語版)

ONE PIECE英語版の3巻目を読みました。LuffyとBuggyの対決からKlahadoreの企みが発覚するまで。英語版だとDaimonやUsoppuが格好よく見えてしまう。そんなわけないはずなのになあ。

お気に入りはDjango。催眠術のワン・ツー・ジャンゴは英語版でも同じでした。
OH, WELL... LOOK AT THE RING...
WHEN ISAY, "ONE TWO, DJANGO," YOU'LL FALL SOUND ASLEEP.

READY?
ONE...
TWO...
DJANGO!

これは同じで嬉しい。

ところで、英語のマンガの台詞はなぜ全て大文字なのだろうか。いわゆるアメコミもそうだった気がするけど、何か意味があるのだろうか。


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2008年03月22日

[本]ONE PIECE 2(英語版)

ONE PIECE英語版の2巻目を読みました。

お話はBUGGYの登場からKABAJIがやられる所まで。
KABAJIの技の名前がどう表現されるか少し期待していたのですが、いまいちでした。

THE BREATH OF DEATH
火事おやじ

MURDER AT THE STEAM BATH
湯けむり殺人事件

DANCE OF A HUNDRED MAKIKAZE TOPS
カミカゼ百コマ劇場

A HIKE IN THE MOUNTAINS.
山登ろー

FIREWORKS IN THE COOL SUMMER BREEZE. STING OF THE UNICYCLE.
納涼打ち上げ花火 一輪刺し

そのまま訳してもきっと分からないです。


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2008年03月20日

[本]成功本50冊「勝ち抜け」案内

著者は水野俊哉氏。ベンチャー企業社長から会社を潰して夜逃げをしたという異色の経験を積んだ人物です。そんな著者が、ビジネス書50冊を1冊につき4ページずつ自分の体験と照らしながら紹介していくという本です。紹介する本の内容についての善し悪しをぶっちゃけて書かれているため、共感しやすくなっています。

本書はビジネス書をあまり読んだことが無い人にお勧めです。紹介している50冊のほぼ全てが話題になった本のため、最新ビジネス書の書評本として使えます。まずはこの本を読んだ上で、次に気になる本を読んでみればよいでしょう。そしてもし仮に気になる本が1冊もないのであれば、今後ビジネス書には一切手を出さないで良いと思います。

何年後かに、この本がきっかけで成功したという人が現れてきそうな本です。



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2008年03月18日

[本]ミミズクと夜の王

雑誌ダヴィンチ(だったと思う)のラノベ特集で、文学少女シリーズを差し置いてお薦めされていたので、(あれより良いわけないだろうと心の中で軽く抵抗しつつ)読んでみました。

買って喫茶店に入って気楽に読み始めて、エアコンが効き過ぎていて寒く、途中からトイレに行きたいのを我慢しつつ、3時間ぐらい粘って一気に読み終えてしまっていました。物語の世界にどっぷり浸れます。

作者は紅玉いづき氏。第13回電撃小説大賞の大賞受賞作と帯に書いてある。電撃文庫なのでラノベなのだけど、表紙はシンプルで挿絵が無い構成になっているので手に取りやすい。個人的には挿絵がない方がイメージにギャップを感じないので、こういうのは嬉しい。

自らをミミズクと呼ぶ女の子と、フクロウと名付けられる夜の王(魔王)が出会うお話。どうしても帯の「ただそれだけの物語です」とかぶってしまうけど、本当にそれだけのお話です。童話のような文章で、ストレートに読み進められます。

確かに、この本はラノベ初心者には一番のお勧め作品です。ラノベは本読みの中でも食わず嫌いが多くいるジャンル?なので、この本をきっかけに読む人が増えてくれればと思う。


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2008年03月16日

[本]YOTSUBA&! 5(英語版)

英語版よつばとも5巻目。これが英語版での最新刊。

1巻を読んだ頃はまだ英語アレルギーがあったが、最近は身構えなくても読めるようになった。マンガを英語学習の教材に選んだのは正解だったようだ。きっと身の丈に合っているのだろう。

話の内容ではダンボー(英語版ではcardbo)の話も日本語版同様に面白かったが、それよりもよつばとヤンダのうんこトークが面白かった。

YANDA'S EATING POO!
YOU'RE A POO EATER!
EEEW! EEEW!

THIS POO IS DELICIOUS!
DELICIOUS POO!

?!
LIAR! POO ISN'T DELICIOUS!

WHAT?
OH, SO YOU'VE EATEN POO?!

習う英語では絶対に出てこない会話だ。


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2008年03月12日

[本]島を旅する

著者は今村治華氏。氏は日本中の島を旅し、地元人の生活を肌で感じ、そして自ら体験したことを文章にしているフリーライターだ。

氏の文章は力強く、島の生活が生々しいほどに伝わってくる。

島を旅する
 島はのんびりしている、なんていうのは嘘だ。サトウキビの収穫期に、畑でお茶を飲んでいる人たちを見かけ、「ああ、島はのんびりしているなあ」と思う。だが見方を変えると、休まなければならないほど、仕事の合間にお茶やお菓子を取らなければならないほど、その仕事はきついのだ。

来月沖縄に行こうと思っている中で、頭のどこかに「島はのんびりしている」という固定概念を持っていただけに、これはガツンと来た。この見方を旅行前に知れてよかったと思う。

また、こういうエピソードが書かれている。

島を旅する
 私は、娘さんに電話をした。研さんは、対岸に加計呂麻島を見据える奄美大島南端の町、古仁屋にある病院に入院していた。「三月末に見舞いに行こうと思っている」と伝えると、「間に合わないかも」と、彼女は答えた。
 私がもっとも早く島に行けるのは、十日後だった。この日でも遅いかもしれない。だけど、正規料金で明日のチケットを買うお金が、私にはなかった。

ライターとして収入源が確立できておらず飛行機代が「惜しい」ではなく「無い」という生活の中で、島を巡る旅を続けていくというのはすごい信念だと思う。

「好きを貫け」と言ったのは、梅田望夫氏の著書のウェブ時代をゆくだったと思ったが、分野が違ったとしても今村治華氏もその好きを貫いていると言える。本書は、そんな氏のライターとしての成長記録としても読むこともできるのではないだろうか。



島を旅する
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2008年03月11日

[本]YOTSUBA&! 4(英語版)

英語版よつばとも4巻目。今回は会話が多く、少し難しかった。

今回気になった点。1巻でよつばは父親の職業をこう言っています。

YOTSUBA&! 4
HE'S...
HUM? UM...
A TRA...
A TRAIN SPOTTER!

日本語版では「翻訳家」を「こんにゃくや」と言い間違えていますが、英語版では「translator」を「train spotter」と言い間違えています(train spotterは鉄道オタクという意味らしい)。

そして4巻ではその伏線?が回収されるのですが、

YOTSUBA&! 4
MR.KOIWAI?
WHICH KONNYAKU DO YOU THINK IS BEST?

HUM?
I'D SAY THEY'RE ALL PRETTY MUCH THE SAME.

というように、こんにゃく屋と間違えたままの会話が続くため、意味が通じなくなっている。

英語版だけを読んでいる人は不思議な会話だと思っただろう。


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2008年03月09日

喜久屋書店八王子店が閉店

八王子駅近辺で最大規模の喜久屋書店八王子店が今月末で閉店するらしい。どうやら平均月商が当初予定の半分程度だったらしい。敗因は駅から少し離れた長崎屋の中という立地の問題だろうか。巡回コースになっている本屋だけに非常に残念。

それにしても八王子駅前は本屋が多い。3月6日にオープンしたそごう内の有隣堂書店、ロータリー沿いにあるくまざわ書店、東急スクエア内のブックファースト、K8内の啓文堂書店。どれも喜久屋書店より規模が小さいが、それでもそこそこの規模の本屋が密集している。本好きとしては嬉しいが、そんなに本を買う人がいるのか、と疑問に思ったりする。きっと客の取り合いが激しいことだろう。

ちなみに僕が一番利用するのは、上記には無いあゆみブックスという本屋。上記の本屋は全て駅の北口にあるが、この本屋だけが南口にある。そして規模は小さいが、なんと平日と土曜は夜24:40まで、日曜も夜24:00営業している。これは、たとえば新宿ルミネのブックファーストで閉店間際に探して見つからなかった本が、そのまま電車に乗ればあゆみブックスでも本を探せるということだ。24:40という半端な閉店時間がこのせいかは分からないが、少なくとも閉店間際はけっこう客がいるので繁盛しているのだろう。

棲み分けというのはきっとこういうことを言うのだろう。

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2008年03月07日

[本]YOTSUBA&! 3(英語版)

1巻と2巻が英語に抵抗なく読めたので、3巻から5巻まで買った。
1日の電車往復分で1冊を読み終えられるので、英語の勉強としてもちょうどいい。

以下はお気に入りの台詞。

YOTSUBA&! 3
IT'S SO HUGE! LOOK AT HOW HUGE IT IS!
WHTH SOMETHING THAT BIG, "JUMBO" DOESN'T EVEN COME CLOSE!

これだけでけーと ジャンボ意味ねーな


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[本]黒猫/モルグ街の殺人

推理小説の元祖と言われている「モルグ街の殺人」を含む、Edger Allan Poeの短編集。

今フルネームを書いて気づいたが、江戸川乱歩のペンネームの元となった人物だった。表紙にはポーとしか書かかれていなかったとはいえ、自分の名前に対する興味のなさにがっかりした。

短編はどれも1840年前後の作品だが、現代語で訳されていることと、小川高義氏の翻訳が良いため、とても読みやすい。

計算された展開を得意とする作家らしく、文章は無駄がなく洗練されている。特に「黒猫」の後半にかけての展開に見事に引き込まれた。160年前以上前という時代を超えた作品で、作者の意図通りに読めたことがとても新鮮だった。

これだから小説は面白い。


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2008年03月02日

[本]本は10冊同時に読め!

著者はマイクロソフトの元社長。まずタイトルが凄い。サブタイトルまで含めると「本は10冊同時に読め!―生き方に差がつく「超並列」読書術 本を読まない人はサルである! 」になる。
煽りまくりである。

本書は「超並列」読書術なる十冊を同時に読む方法が書かれているわけではない。読了後にタイトルを見て、読書術なんて書かれていたか?と思ったぐらい。

本書では著者の偏見が中和されることなく表現されている。本書の内容を一言で表すと、成功したければ大量に本を読めということなのだが、そのことを表現するための肉付け部分に毒が多い。

たとえば低所得階級の人間を指して庶民という表現を使っているが、言わんとしていることはタイトルに置き換えるとサルだし、一般的にはバカに近い意味になるだろう。自分の事を言われていると解釈してしまう読み手は読み進めることに腹が立ってくるかもしれない。

そういった点を冷静に受け流せれば、本書の提言は的を射たものとして受け入れられると思う。

特にタイトルにもある本を並列に読むということは効果が大きい。僕も小説・エッセイ・英語学習本・技術書と四種類の本を並列に読んでいるが、もしどれか一種類しか読めないとなると相当効率が下がる。技術書を持ち歩くのは嫌だし、読みたくない時に無理に読みたくないからだ。

個人的に一番興味深かったのは唐突に文豪批判が書かれていたこと。

本は10冊同時に読め!
夏目漱石の『吾輩は猫である』、梶尾基次郎の『檸檬』、田山花袋の『蒲団』を読んだところで、何をどう感じるというのだろうか。本を積み上げた上に檸檬を置いて、その黄金色の爆弾が爆発したら面白いだろうといわれても、「はあ……」という感想しかもてない。

これは別に書かなくてもよい気がするが、なぜ推敲の過程で削られなかったのだろうか。書いているうちに嫌な思い出が甦ってきたのだろうか。そんなことを考えてしまった。

ここまで書いて、ふと、これは成功本ではなくエッセイなのかもしれないと思った。



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2008年03月01日

[本]ONE PIECE 1(英語版)

YOTSUBA&(よつばと)に続きONE PIECEの英語版を読んだ。一時間半ぐらいで読み終えた。かかった時間はYOTSUBA&と同じなので、おそらくこのくらいのペースなのだろう。

YOTSUBA&に比べると台詞が難しい。世界観を表現するためにスラングが多く入っていることと、会話に状況説明が織り込まれていることが主な難しさだと思う。一方のYOTSUBA&は会話のどちらかが子供であることが多く簡単な台詞を選んでいる、という点もあるかもしれない。

意味が判らないところは読み飛ばしていったので、もう少し英語が上達したら読み直してみようと思う。


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2008年02月28日

[本]YOTSUBA&! 2(英語版)

昨日読んだ一巻の続き。二巻も同時に買っておいて良かった。

行き帰りの電車の中で読み終えられた。だいたい一時間半ぐらい。日本語の漫画は三十分ぐらいで読み終わるので、その三倍かかる計算。本の値段は二倍ぐらいだから少しお得かもしれない。

さて、二巻といえば「復讐」です。名ゼリフがいっぱい。
SAVE YOUR EXCUSES FOR THE DEVIL!

GOT IT.
EVEN IF THEY KILL ME, I WILL MAKE IT BACK IN ONE PIECE!

FREEZE!
NON-STOP!

I DON'T KILL WOMEN OR KIDS.
YOU JUST DID!

SAY GOODBYE, LITTLE ASSASSIN.

REVENGE WON'T GET YOU ANYWHERE.

などなど。

公式ページで日本語版が読めるので、比較するのも楽しい。


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